腋臭症に対する差別やいじめは年々増加している。それは行き過ぎた日本人の不潔恐怖が温床であるとされている。例に、いじめに値する人を傷つける言葉に「臭い」というものがあることは少なくない。しかし、統計の項目でわかるように白人や黒人は腋臭症である人が、腋臭症ではない人を上回るので腋臭症が普通であり、腋臭症であることを気にする人はいないのである。現に、西洋で腋臭症の治療の大半が汗の量を抑えるのも目的としたものであり、日本のように臭いそのものをなくす目的の手術は行われない。つまり、少数者に対する差別、いじめと考えられる。さらに、腋臭症に関する理解、知識のなさがその拍車をかけていると言える。腋臭症そのもの自体は、西洋ではセックスアピールの一環となるよう人間の一機能といえる。本来人間の腋臭臭は、上記のよう異性を引き付けるためのものであったり、縄張りを主張するためのものとして機能していた。これは、動物などにも多くみられる機能である。しかし、人が文明を築く上で衰退し、一部残ったのが腋臭症であるといえよう。
ワキガの治し方TOPへ
Copyright (C) 2007 ワキガの治し方 All Rights Reserved.
※当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます。